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第七章 消えたポスターと四つ目の気配

Penulis: 神夜 紗希
last update Terakhir Diperbarui: 2026-01-03 08:04:23

フードコートでの惨劇から離れ、

二人はしばらく、何も言わずに歩いていた。

非常口へ続く、薄暗い廊下。

最後の照明すら時折点滅し、

足音だけが、硬い床に、淡々と響く。

美咲はため息をつく。

「……ねぇ、悠。本気で何も見えてないの?」

「うん……見えないけど、美咲の反応で“ヤバい状況”なのは分かる。」

「え〜……何で悠には見えないんだろう…。」

美咲は腕を摩りながら息を整える。

「……さっきさ、

フードコートで、ちょっと調べたの。

このデパートの、昔の事件。」

悠が顔を上げる。

「え?事件?」

美咲は静かに頷いて、調べて分かった事を悠に伝える。

「うん……。

“通り魔事件”。

五人亡くなって、

犯人が……トイレで自殺したって。」

2人の歩く足が自然とゆっくりになる。

「犯人、“柳瀬 透”って人。

写真もあった。

……私、初めて顔見た。」

「柳瀬……?

…何か名前は昔聞いたことある気がするけど……

俺も顔は俺も見たことないなぁ……」

「うちら小学生だったしね。

“変な事件があった”くらいしか、分かってなかった。」

2人は並んで歩きながら、薄暗い天井を見上げる。

悠がふと、疑問に思う。

「……でも、なんでさ、

美咲にだけ怖いやつがくるんだろ……」

「分かんない…

なんか、集中攻撃されてるよね……?」

「うん……明らかにされてる。

俺なんか一個も見てないし……

トイレ行くタイミングが神ってるのかなぁ……?」

「何言ってるの…

もうホント、何も来ないでほしい……」

少しの沈黙のあと、美咲がふと思い出す。

「……そういえばさ、

トイレの前に貼ってあったよね、

“七不思議”のポスター。」

「ポスター?あぁ、閉館前に見かけたやつ?

俺すぐにトイレ入ったから全部読んでないや。」

「そう、それ。

色褪せた紙で、

『七不思議 その一:這いずり女』

『その二:鏡迷路の影』

って書いてあった。」

美咲が顎に手を当てて、書いてあった内容を思い出す。

あまり聞かないラインナップだったからか、印象に残っていた。

悠は驚いて美咲の方を向いた。

「え……それって、さっき美咲が……?」

「うん、あたしだけが見えてる怖いやつ…

確か…その三は…内臓はみ出し男だった気がする…!」

「じゃぁ、ポスターに書いてあった七不思議が、実際に起きてて、美咲にだけ見えてるって事…?」

美咲は、ふと足を止めた。

「……ポス
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